課題名 | 識別拠点の組織的変異・細胞壁構造(645) |
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課題番号 | 1993004705 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
木材利用・組織研 |
研究期間 | 継H04~H08 |
年度 | 1993 |
摘要 | 軸方向樹脂道は、いずれの試料においてもその分布様式に関係なく、エピセリウム細胞は非常に薄壁であった。エピセリウム細胞を取り囲むほぼ一細胞層の柔細胞は押しつぶされたように偏平であり、その他の柔細胞とは横断面の形状が異なっていた。ほとんどのエピセリウム細胞壁は木化した一次壁的な構造を持つものと考えられる。その内側のヘミセルロースに富むとみられる壁層は未木化であった。Hopeaの試料では厚壁のエピセリウム細胞とチロソイドが観察された。Piceaの軸方向細胞間道のエピセリウム細胞と同様に、フタバガキ科の軸方向細胞間道のエピセリウム細胞の細胞壁も厚壁化するのであろう。また厚壁のチロソイドが観察された。 |
カテゴリ | 加工 せり |