| 課題名 | 木材腐朽菌の樹種選択機構の解明(826) |
|---|---|
| 課題番号 | 1993004895 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
| 研究分担 |
企画調整森林生物生物機能・微化研腐朽研(科長) |
| 研究期間 | 完H01~H04 |
| 年度 | 1993 |
| 摘要 | 木材腐朽菌の中で特定の樹種の倒木や弱勢の木にだけ見いだされるキノコがある。本研究では樹木成分とキノコの生理・生態との関係からこの原因を明らかにする。樹種選択性の高いキノコとしてカワウソタケを選択した。その最適成長温度は33度で、夏に子実体が発生する高温型のキノコに属する。胞子発芽においても高温条件下(40度)が良く、サクラ熱水抽出物は発芽促進効果があった。活性化合物としてサクラ属に共通に存在するプルニン、サクラニンに活性が認められ、そのアグリコンであるナリンゲニン、サクラネチンにも強い活性があった。胞子が発芽した後、菌糸成長を促進することが観察された。菌寄生菌(Trichoderma harzianum)の胞子発芽に対して熱水抽出物は阻害作用を示した。以上の複合効果により本菌はサクラに寄生しやすいように進化していると思われた。 |
| カテゴリ | さくら 木材腐朽菌 |