課題名 | カンキツの成熟期の遺伝 |
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課題番号 | 1993001165 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
興津・育種1研 |
研究期間 | 単H04~H04 |
年度 | 1993 |
摘要 | 熟期は、品種改良を行なうに当たり最も重要な形質の一つである。しかし、カンキツの熟期は、便宜上、着色や酸濃度などで品種毎に決められているだけであり、その遺伝性については不明である。そこで、カンキツの酸の蓄積、減酸および着色など、熟期に関与すると考えられる形質に着目し、調査、解析した。‘沙田柚’、‘平戸ブンタン’など酸蓄積が2%未満である品種間の組合せでは、後代の全ての個体で酸の蓄積が少なかった。酸蓄積の多い品種の組合せでは、全ての個体で酸蓄積が多かった。初秋期の酸濃度の分離は各組合せで連続的であり、ポリジーンが関与しているものと考えられるが、酸の蓄積が少ないという形質には、主働遺伝子の存在を仮定することができた。これらの成果は、順次機関誌等に報告する予定である。 |
カテゴリ | 台木 品種 品種改良 ぶんたん その他のかんきつ |