ブドウ,カキ,カンキツにおけるアザミウマ類の発生生態(270)

課題名 ブドウ,カキ,カンキツにおけるアザミウマ類の発生生態(270)
課題番号 1993001397
研究機関名 果樹試験場(果樹試)
研究分担 安芸津・虫害研
研究期間 完S60~H04
年度 1993
摘要 黄色平板トラップへの初飛来は各樹種とも5月4半旬以前にはほとんど見られないが、温州みかんでやや早い。5月末~6月始めの第1回の捕獲ピークから始り、10月始めまで5~6回の捕獲ピークが見られる。第1回の山は、サンゴジュでは明瞭で、みかんも比較的明瞭であるが、カキ、ブドウでははっきりしたピークとならない。また、みかんを除き、2回目のピーク以前に1日1頭以上の捕獲が見られることは少ない。9月中旬以後に現れる第5または6回目のピークはサンゴジュ、みかん、カキではしばしば明瞭であるが、ブドウでは山とならないことが多い。みかんにおける捕獲量は第2回目と5回目が多いが、5回目の山が見られない年もある。カキでは2回目の山は捕獲数が少ないが明瞭で、6月4~5半旬と早く、捕獲数は4回目以降に多くなる。ブドウは7月まで捕獲数が少なく、明瞭なピークを示さない。しかし、他の3樹種と異なり7月中旬に山が見られることがある。3回目以降はみかん、カキと同様に増加するが、捕獲数は2~5倍程度多い。これらの樹種における誘引数は寄生可能な新梢量と相関が高いと思われるが、年次変動から見ると他にも要因があるように思われる。
カテゴリ 病害虫 温州みかん 害虫 かき ぶどう 防除 その他のかんきつ

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