降雨の有効利用による畑生産安定のための土壌管理法(57)

課題名 降雨の有効利用による畑生産安定のための土壌管理法(57)
課題番号 1993003894
研究機関名 熱帯農業研究センター(熱研)
研究分担 研一(主研)
研究期間 完H01~H04
年度 1993
摘要 タイ国では、トウモロコシ栽培期中の降雨量の約3分の1が地表面流出した。特に播種後1ケ月間は、降雨量の2分の1強が流失し、干ばつと土壌侵食の主な原因となっていることを明らかにした。これらの対策として、稲ワラなど有機物マルチングの効果を検討した。ヘクタール当り5tの有機物マルチングによって、トウモロコシ全栽培期間中の降雨の流去率を10%以下、即ち、降雨量の90%以上が土壌中に浸透し、干ばつ被害と土壌侵食を著しく軽減した。さらに、一般に熱帯では、降雨直後にトウモロコシを播種しても、マルチングなしでは発芽する前に土壌が乾燥し、ほとんど発芽しない。これに対し、降雨後3日以内に播種し、マルチングをすることによって50%以上の発芽率を確保でき、播種作業の許容期間を拡大することが可能となった。
カテゴリ 亜熱帯 乾燥 とうもろこし 土壌管理技術 播種

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