| 課題名 |
イネ黄萎病の診断技術の開発と実態解明(146) |
| 課題番号 |
1993003985 |
| 研究機関名 |
熱帯農業研究センター(熱研)
|
| 研究分担 |
基盤技術〔中島一雄〕
|
| 研究期間 |
完H01~H04 |
| 年度 |
1993 |
| 摘要 |
イネ黄萎病(RYD)のDNA診断法を開発し、病原体の発生実態の解明を行った。病原体であるマイコプラズマ様微生物(MLO)のDNAを、ビスベンズイミド-塩化セシウム平衡密度勾配遠心法により、宿主のDNAから分離した。RYD-MLOは、染色体DNA以外に、約4kbの環状DNA(染色体外DNA)をもつことが判明した。MLOのDNAを制限酵素Hind■で切断後、大腸菌-プラスミド系にクローニングした。染色体に由来するDNA断片(DNAプローブ)R9と染色体外DNAに由来する断片R32等は、日本、タイ、フィリピンで採集したRYD羅病株のDNAと反応したが、健全植物、他の種類のMLO、培養可能なマイコプラズマ類のDNAとは反応しなかった。これらのDNAを用い、媒介昆虫であるツマグロヨコバイからMLOを検出することにも成功した。またDNAプローブを用いることにより、従来より短時間に高感度でRYD-MLOを検出できるようになった。染色体外DNAプローブを用いて、日本、タイ、フィリピンのRYD-MLOの染色体外DNAの電気泳動パターンを比較したところ、地域により異なっていることが判明した。結果、アジア各地に発生しているRYD-MLOは遺伝的に近縁で相同性が高い染色体外DNAを持っているが、染色体外DNAの大きさ、数、構造等は多様であることが判明した。
|
| カテゴリ |
亜熱帯
診断技術
|