課題名 | 対抗植物における線虫抑制能力の解明(91) |
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課題番号 | 1993002987 |
研究機関名 |
九州農業試験場(九農試) |
研究分担 |
畑地利用・作付体系研 |
研究期間 | 継H02~H04 |
年度 | 1993 |
摘要 | クロタラリア、マリーゴールドは5月下旬から8月上旬の播種(定植)により播種後60~70日でミナミネグサレセンチュウの土壌中密度を乾土20g当り2~3頭にまで低下させ、その後も減少させた。落花生は、8月上旬の播種では抑制効果はみられず、播種期により密度抑制効果に大きな差を生じた。ネグサレセンチュウは寄生性の高いさといもや密度抑制効果の小さいギニアグラスでは畦間より株際で密度が高かったが、クロタラリアなどでは株際より畦間で密度が高く、株際では殺線虫効果が働いているものと推察された。また、マリーゴールド、落花生を栽培した圃場にさといもを栽培したところ、どの前作物の場合もネグサレセンチュウの被害を受けたが、その発生時期、被害程度は9月播き落花生、9月播きマリーゴールド、5月播き落花生、5月播きマリーゴールドの順に早くかつ大きく、9月播きでは落花生の線虫抑制能力は大きく低下し、マリーゴールドも生育量の不足などにより十分な密度抑制効果がみられなかった。 |
カテゴリ | あま 高品質生産技術 栽培技術 さといも 多収栽培技術 播種 マリーゴールド 輪作 |