課題名 |
水稲作における倒伏軽減剤入り肥料の施用効果(151) |
課題番号 |
1993003045 |
研究機関名 |
九州農業試験場(九農試)
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研究分担 |
水田利用・水田土壌研
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研究期間 |
完H03~H04 |
年度 |
1993 |
摘要 |
細粒灰色低地土の稲-麦二毛作田で、水稲品種ヒノヒカリを供試した。倒伏軽減剤(パクロブトラゾール)入り肥料施用による収穫時の稈長の短縮効果は、0.015%、0.03%濃度の基肥施用(窒素施用量5~8kg/10a)、0.06%濃度の穂肥施用(出穂期24日前または17日前、窒素施用量2kg/10a)のいずれも3~6%認められた。これらの短縮効果は主に第1~第4節間の伸長抑制によってもたらされたが、基肥施用と穂肥施用の違いは概して小さかった。これらの中、基肥施用は分げつ期の茎数と収穫期の穂数がともに20%前後多く、最終的に6%の増収が得られたが、対照的に最も施用時期が遅い穂肥施用(17日前)では3%の減収がみられた。窒素吸収量は基肥施用,穂肥施用(24日前、17日前)のいずれでも、それぞれの対照区より0.3~1.4kg/10a多かった。また、食味計(ニレコ6500型)による米の総合評価値は基肥施用>穂肥施用(24日前)>穂肥施用(17日前)の順であったが、いずれもそれぞれの対照区と同程度であった。
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カテゴリ |
肥料
水田
水稲
施肥
二毛作
品種
良食味
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