課題名 | 米粒の品質劣化を引き起こす病原微生物相と侵害機作の解明 |
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課題番号 | 1993000066 |
研究機関名 |
農業研究センター(農研センタ) |
研究分担 |
病害虫防除・水田病害研(水田病害班) |
研究期間 | 新H04~H10 |
年度 | 1993 |
摘要 | 米粒の品質劣化に関与する菌類汚染の総合的防除対策を確立するため、本年は西南暖地を中心に3県で採集した外見健全とみられるもみ及び玄米からの菌類の分離を行った。山口県における収穫期採取玄米での菌類分離率は12%~34%で、いもち病菌、フザリウム属菌、赤かび病菌等7属が分離された。九州産の貯蔵種子では、もみからの菌類分離率は60~100%、玄米からの分離率は52~80%で、赤かび病菌、褐色葉枯病菌、褐色米の病原菌の一種であるアルタナリア属菌、苗立枯病の病原菌であるトリコデルマ属菌、リゾクトニア属菌等11属が分離された。分離菌種数はもみより玄米で少なかった。各菌種の分離頻度は地域により差が認められた。 |
カテゴリ | 病害虫 いもち病 加工 立枯病 品質保持 防除 |