課題名 | 植物ウイルスの簡易迅速診断法の開発(141) |
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課題番号 | 1993000125 |
研究機関名 |
農業研究センター(農研センタ) |
研究分担 |
病害虫防除・ウイ診断研(ウイルス班) |
研究期間 | 継H03~H05 |
年度 | 1993 |
摘要 | わが国では約230種の植物ウイルスが発生しており、これらの多くは昆虫により伝播される。本研究では媒介昆虫1頭からのウイルス検出法の確立を目途に、トマト黄化えそウイルス(TSWV)の媒介虫であるダイズウスイロアザミウマ成虫からPCR法(遺伝子増幅法)によるウイルスの検出を検討した。本法の精度を、TSWV感染葉を用いて調べた結果、TSWVのRNAを鋳型としたcDNAが増幅されていたので、TSWVの検出にPCR法が有効であることが判った。そこで、成虫1頭ごとに全RNAを抽出してPCR法で調べたところ、TSWVを伝搬した雌雄全ての成虫個体から陽性結果が得られた。本法は媒介虫からのウイルス検出に有用と思われる。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 管理技術 植物ウイルス 大豆 |