課題名 | 主要除草剤の土壌中への放出・存在形態と除草効果(183) |
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課題番号 | 1993000166 |
研究機関名 |
農業研究センター(農研センタ) |
研究分担 |
耕地利用・除草剤研(除草剤班) |
研究期間 | 継H02~H05 |
年度 | 1993 |
摘要 | 土壌処理除草剤チオカーバメートの効果変動について、前作のアブラナ科作物残渣に含まれる芥子油配糖体に視点をあて、畑ワサビ茎葉を混合、腐植させた土壌にベンチオカーブを処理した場合の作用性持続程度を調べた。すなわち土壌+畑ワサビ茎葉、土壌+バーク+畑ワサビ茎葉、土壌+バークおよび土壌のみの各土壌に本薬剤を処理し、食用ヒエ種子を埋め込みその生育量を測定した。薬剤処理当日の各土壌には殺草活性が認められたが、7日間放置した場合畑ワサビを含まない区には殺草活性は認められなくなった。畑ワサビ茎葉を含む区は活性を示し、高濃度の区では14日放置した土壌でも弱い活性が認められた。以上の結果畑ワサビに由来する芥子油配糖体がベンチオカーブの微生物分解過程に関与していることが示唆された。 |
カテゴリ | 病害虫 あぶらな 管理技術 雑草 除草 除草剤 土壌処理 ひえ 薬剤 わさび |