課題名 |
大規模養蚕経営形成・展開のための農地流動化条件(265) |
課題番号 |
1993000247 |
研究機関名 |
農業研究センター(農研センタ)
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研究分担 |
経営管理・養蚕経営研(養蚕方式班)
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研究期間 |
継H02~H05 |
年度 |
1993 |
摘要 |
群馬県C蚕業事務所管内の大規模養蚕経営を対象とした実態調査により、桑園借地及び買桑の導入契機・問題点、借地が買桑に比較して選好されている要因、桑園借地による規模拡大の条件を明らかにした。桑園借地は借手の規模拡大意向、貸手の高齢化、病気、耕作放棄等を要因にして行われており、大規模かつ、肥培管理を十分行う農家に集中する傾向がある。問題点として借地圃場が10a程度と小さく機械収穫が困難、制度的賃貸借の場合通作距離が長くなる、短期契約のため改植が進まない等を指摘できる。買桑は、規模拡大に伴う桑不足、5齢期の残さ処理作業過重のため桑収穫が困難等の要因により行われているが、薬剤付着の買桑が繭品質の低下をもたらすため減少している。今後、桑園借地により規模拡大を図るためには、■上蔟時の労働力確保、■桑園の貸し手の存在、■高能率桑収穫機・養蚕施設導入、■低水準の借地料、■借地桑園の区画の大規模化(最低でも20a)等が必要である。
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カテゴリ |
カイコ
改植
規模拡大
桑
経営管理
収穫機
大規模化
肥培管理
薬剤
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