課題名 | 水保全機能向上のための土壌改良・管理技術の開発(23) |
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課題番号 | 1993000539 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所(農環研) |
研究分担 |
環境資源・土壌物理研 |
研究期間 | 継H02~H05 |
年度 | 1993 |
摘要 | 土壌表面の改変が土壌面蒸発に及ぼす影響を明らかにするため、黒ボク土畑圃場において、不耕起、耕起、麦ワラマルチ区からの蒸発を土壌水分分布から推定した。8月の約15mmの降雨後一週間後に表層25cmに保持される水分量は、マルチ区、不耕起区、耕起区の順であり、水量の差は日蒸発散能以下であった。降雨後20日では、表層1cmに乾燥層が形成されたが、それより深い部位では依然として作物の有効水分領域であった。また、9月下旬以降の約1ヶ月の無降雨日数は4日であり、蒸発抑制の対象とならなかった。以上により、下層からの毛管補給の大きい黒ボク土では、耕起やマルチによる蒸発抑制効果は期待出来ないことが明らかとなった。 |
カテゴリ | 乾燥 管理技術 土壌改良 |