トマトの省力収穫適応性品種の育成(85)

課題名 トマトの省力収穫適応性品種の育成(85)
課題番号 1993001555
研究機関名 野菜・茶業試験場(野菜茶試)
研究分担 盛岡・育種1研
研究期間 完S61~H04
年度 1993
摘要 人手による収穫の省力化に適応する加工用トマト品種の育成を目的に、大果でジョイントレス果柄を有する系統の選抜を行った。選抜した系統の生産力検定や選抜系統を親としたF1組合せの能力検定の結果、選抜系統のうち‘92PLF1’と‘92PLF3’は育種素材親系統の‘盛岡19号’や‘EC-2’と比べ、果実の大きさ、収量性、果実成分などで優れ、ジョイントレス果柄の保有により省力収穫が可能な系統と考えられた。また、F1の親としても、大果性や高糖度性などが引き継がれるので、今後、育種素材として活用したい。ただ、これらは大果性の弱点である圃場貯蔵性を克服できず、機械収穫用への利用は困難と判断した。手取り収穫の省力適性という当初の目標は一応達成されたので、本課題は完了とする。なお、機械収穫適応性品種の育成については「高品質・低コスト生産適性品種・系統の選定」のなかで対応する。
カテゴリ 育種 遺伝資源 加工 機械化 省力化 低コスト トマト 品種

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