植物低温障害発生機構の分子生物学的解明(163)

課題名 植物低温障害発生機構の分子生物学的解明(163)
課題番号 1993001619
研究機関名 野菜・茶業試験場(野菜茶試)
研究分担 生理生態・ストレス研
研究期間 完H02~H04
年度 1993
摘要 低温障害発生機構を解明するために、活性の高い葉緑体の単離法を開発し、メロンの低温・弱光による光合成阻害部位が光リン酸化である可能性を示した。また、植物の低温耐性と葉緑体中のフォスファチジルグリセロール(PG)の脂肪酸組成とのあいだに相関がみられたので、この生成を制御しているアシルACPグリセロール3リン酸アシルトランスフェラーゼ(AT)との関係を確認するために、低温感受性のカボチャから単離されたATの遺伝子を低温耐性植物であるレタスに導入し、PGの脂肪酸組成の変化を調べた。しかし、遺伝子組換え操作を行った19個体のレタスと遺伝子組換え操作を行わなかったものとの間に脂肪酸組成の違いは認められなかった。この研究の継続には新たな低温耐性遺伝子の分離と組換えが必要であり、多大な労力と予算を要するため本課題は完了とし、他の課題の中で対応する。
カテゴリ かぼちゃ 生理障害 耐寒性 メロン レタス

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