課題名 | 魚類の消化吸収機能に及ぼす飼料成分の影響(36) |
---|---|
課題番号 | 1993005593 |
研究機関名 |
養殖研究所(養殖研) |
研究分担 |
栄養代謝・栄研 |
研究期間 | 継H03~H05 |
年度 | 1993 |
摘要 | 飼料粘結剤の種類が魚類の消化吸収機能に及ぼす影響を検討するため、平均体重15gのヒラメに、3種類の粘結剤、カルボキシメチルセルロース(CMC)、α-スターチ、小麦グルテン、を個別に各5%添加した配合飼料を4週間給餌した。成長率や飼料効率は、α-スターチ及び小麦グルテン区がCMC区に比べ有意に優れ、タンパク質の消化吸収率についても同様の傾向がみられた。また、飼料給餌後2~8時間の消化管のトリプシン様酵素活性も、α-スターチ及び小麦グルテン区がCMC区に比べ有意に高かった。これらの結果から、ヒラメ飼料用粘結剤としてはαースターチ及び小麦グルテンの方が消化吸収に及ぼす影響は小さく、CMCは消化管の消化酵素活性を低下させ、飼料タンパク質の消化吸収率を低下させることにより成長を阻害することが示唆された。 |
カテゴリ | 小麦 飼料効率 飼料用作物 |