課題名 | 低温下における作物のリン吸収および代謝特性の解明(49) |
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課題番号 | 1993002290 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
地域基盤・低温スト研 |
研究期間 | 継H04~H08 |
年度 | 1993 |
摘要 | リンは低温環境下での作物生育に効果的肥効を示す。そこで、低温処理イネの根のリン吸収と原形質膜プロトン輸送性ATPase活性の関係を明らかにするため、低温耐性に差のあるイネ品種を供試し、出芽後31日目の個体を15℃の低温で処理したのち、リン等養分吸収量と根のATPase活性を測定した。リン吸収量は低温処理で54~72%低下し、同時に品種間差が認められた。その低下割合は加賀みのりで大きく、昆明小白谷で小であった。一方、ATPase活性は低温処理で加賀みのりは減少したが、オイラセ、昆明小白谷は増加し、増加割合は昆明小白谷で大であった。さらに処理個体の活性の大きさは低温下でのリン吸収能に対応した。 |
カテゴリ | 耐寒性 品種 輸送 |