課題名 | 輪換水田に発生する害虫の生態(106) |
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課題番号 | 1993002345 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
水田利用・水田虫害研 |
研究期間 | 継H03~H05 |
年度 | 1993 |
摘要 | 輪換水田に発生する害虫に対する有効な防除対策を講ずる際の基礎資料を得る目的で、熟期の異なる3品種(ワセシロゲ・スズカリ・タチユタカ)を播種日(5月15日・6月5日・6月25日)を変えて栽培し、大豆の生育時期と主要害虫の発生および被害との関係を調査した。その結果、食葉害虫のウコンノメイガの場合、3品種間では早生品種ほど、また、同一品種の中では播種時期の早い、生育がより進んだ区において、虫数、被害とも多かった。子実害虫のマメシンクイガの被害は、早生品種(ワセシロゲ)の適期播種区(6月5日播種)と中生品種(スズカリ)の早期播種区(5月15日播種)において高く、早生品種の早期播種区において著しく低かった。以上の結果より、大豆の播種期を移動させることにより、虫害を回避できる可能性が示唆された。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 管理技術 水田 大豆 播種 品種 防除 マメシンクイガ |