課題名 | 施肥判定技術の確立(114) |
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課題番号 | 1993002353 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
水田利用・水田土壌研 |
研究期間 | 延S61~H05 |
年度 | 1993 |
摘要 | 硝酸態窒素を水稲の施肥体系の中に組み込めるかどうかについて検討した。生育初期の水稲根の呼吸能は、被覆硝酸カルシウムを施用することにより被覆尿素や硫安の場合よりも高くなり、土壌の2価鉄量も最も低くなった。被覆硝酸は土壌を酸化的に保ち、生育初期の水稲根の活性を高める効果があることを示した。しかし、生育中期以降はこれらの差異が認められなくなり、水稲生育についても地上部乾物重や茎数で他の区を下回り、登熟歩合の向上が認められたものの、収量はかなり低いものとなった。被覆硝酸の施用による収量等の低下は、窒素の利用率が低いことに起因しており、側条施肥や他の窒素肥料との組み合わせ等によってこの点を改善することが必要と考えられることから、本課題は一年延長する。 |
カテゴリ | 肥料 栄養診断 管理技術 水田 水稲 施肥 土壌診断 |