課題名 | コムギ立枯病の発病抑止要因の探索と有効利用法の開発(152) |
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課題番号 | 1994002193 |
研究機関名 |
北海道農業試験場(北農試) |
研究分担 |
畑作センタ・環境チーム |
研究期間 | 継H03~H07 |
年度 | 1994 |
摘要 | 長期間連作した圃場に栽培した小麦根より分離し、ポット試験で発病を抑制した拮抗微生物による小麦立枯病抑制の圃場試験を行うとともに、抑制のメカニズムを知るために抗菌物質生産性を調べた。拮抗性の糸状菌、細菌菌株の単独施用区および組み合わせ施用区で発病が少なく、生育が良好なものがあった。そのうち、Pseudomonasに属する細菌菌株は培地上で病原菌に対して強い抗菌活性を示し、揮発性の抗菌物質及び抗生物質を生産することが確認された。前者は酢酸銅による呈色反応からシアン化物と判定され、後者はエールリッヒ・ジアゾ反応からピロールニトリンと考えられた。Chaetomiumと考えられる糸状菌の1菌株にも病原菌に対する抗菌性物質の生産が認められた。 |
カテゴリ | 小麦 水田 立枯病 |