課題名 | 細胞壁構成多糖類の結合様式の解明(796) |
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課題番号 | 1994004718 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
生物機能・生化研 |
研究期間 | 継H05~H07 |
年度 | 1994 |
摘要 | 伸長成長中の植物細胞壁は複雑な多糖類から成り、構成多糖類の化学構造はこれまでにかなり詳細に研究されている。しかし、構成成分相互の結合については不明な点が多い。当年度は細胞壁中に存在するエステル結合を含む糖断片を単離することを目的とした。タケノコ細胞壁をドリセラーゼで加水分解し、加水分解物をイオン交換クロマトグラフィーとゲル濾過により分離した。分画したものについて構成糖分析、メチル化分析、NMR測定等を行った。その結果タケノコのペクチンはアセチル基を含む直鎖のラムノガラクツロナン-I、ポリガラクツロン酸、とラムノガラクツロナン-■を含むことが明らかになった。その他にアルカリに不安定な疎水性基を持つガラクツロン酸オリゴ糖が得られた。次年度はこれらのオリゴ糖の構造を解析する。 |
カテゴリ | 遺伝資源 たけのこ |