課題名 | 特用広葉樹を加害する昆虫の生態の解明と被害解析(533) |
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課題番号 | 1994004937 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
四国・保護研 |
研究期間 | 継H04~H06 |
年度 | 1994 |
摘要 | 高知県土佐山村のシキミ栽培地でクスアナアキゾウムシの発生経過を調査するとともに、成虫を網室内で飼育し、摂食・産卵消長を調査した。また、栽培環境の違いによるシキミの被害率を調査した。さらに成虫の寄主植物選好に関する実験を行った。本種は当調査地では2年1化の生活環をもつことが、昨年に引き続き確認された。平地の網室内では、摂食・産卵は春から秋まで連続的に行われた。シキミの被害率は、森林内の栽培地の方がオープンな環境の栽培地よりも低かった。寄主植物選好性の実験では、成虫はシキミおよびクスノキ科の数種を好んだ。またタラノキに寄生するドウガネツヤハムシの産卵活動には明瞭な日周性があり、ミツマタにはキアシノミハムシの寄生が多いことも明らかになった。 |
カテゴリ | 管理技術 経営管理 傾斜地 たらのき 中山間地域 |