四国地方のシカ・カモシカによる林木被害軽減技術の確立(540)

課題名 四国地方のシカ・カモシカによる林木被害軽減技術の確立(540)
課題番号 1994005150
研究機関名 森林総合研究所(森林総研)
研究分担 関西四国・鳥獣研保護研
研究期間 完H04~H05
年度 1994
摘要 魚梁瀬営林署管内において、当年生から10年生のスギ・ヒノキ植栽地の被害面積や被害率の調査を行った。加害種は3種で、シカ・カモシカの被害は調査面積の44%に発生し、初期の主軸切断にはノウサギの被害が目立った。シカの胃内容物の分析を行うと、冬季の食物組成はグラミノイド(イネ科)とヒサカキなどの常緑広葉樹の出現頻度と含有率が高かったが、スギの出現頻度がこれに次いだ。観察した個体のマッピング調査をもとに生息数と分布域を調べると、東川・中川流域にシカ、西川・稗小屋山・天狗ヶ森一帯にカモシカが比較的多く分布していたが、亀谷山一帯では両者が混在していた。忌避剤の塗布による食害防止試験では、薬剤の効果は認められたものの、薬害の問題や施用方法、時期、回数等に検討の余地が残された。防護柵による被害回避は効果があり、長期間の使用に耐える素材とコストの削減が課題である。
カテゴリ 病害虫 経営管理 傾斜地 コスト シカ 防護柵 防除 薬剤

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