課題名 | 植物病原糸状菌の薬剤耐性機構の解明(244) |
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課題番号 | 1994001435 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
保護・病害1研 |
研究期間 | 継H05~H09 |
年度 | 1994 |
摘要 | 合成プライマーを用いて、ナシ黒星病菌のベンゾイミダゾール剤耐性菌及び感受性菌のβ-チューブリン遺伝子断片をPCRにより増幅し、その塩基配列の一部を明らかにした。炭そ病菌Glomerella cingulata(Gc)のベンゾイミダゾール耐性菌は感受性菌に比べて、タンパクのカルベンダジムとの結合活性が低く、作用点の薬剤との結合活性の低下が耐性に関与すると考えられた。一方、Colletotrichumacutatum(ベンゾイミダゾール低感受性)のタンパクの薬剤との結合活性はGcの感受性菌に比べてむしろ高く、新たな低感受性機構の存在が示唆された。リンゴ黒星病菌のDMI剤、フェナリモルに対する耐性には、1個の主働遺伝子のほかに、変更遺伝子のような因子が関与することが明らかになった。 |
カテゴリ | 病害虫 黒星病 耐性菌 防除 薬剤 薬剤耐性 りんご |