課題名 | カンキツ類の生食適性要素の解明(296) |
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課題番号 | 1994001479 |
研究機関名 |
果樹試験場(果樹試) |
研究分担 |
口之津・栽培研 |
研究期間 | 継H02~H06 |
年度 | 1994 |
摘要 | 4~6年度は、カンキツ生食適性要素のうち、食べやすさの観点から剥皮性を取上げている。5年度は、貯蔵、果実重及び結実量が皮の強さに及ぼす影響を主にクリープメータを使って調査した。貯蔵したイヨカンでは、水分減少率が15%の時に破断加重は最大となり、その後水分が減少するにつれて低下した。傾き(加重/変形量)は、水分が減少するにつれて小さくなった。ウンシュウミカン及びイヨカンでは、結実数が多い樹より少ない樹の方が破断加重は大きかった。また、ウンシュウミカンでは、果実重が重いほど加重・傾きが大きかった。一方、ナツミカンは、結実量や果実重による加重や傾きに差がなかった。以上の結果から、貯蔵、果実の大きさ、着果量等により果皮の強度が異なることが明らかになった。 |
カテゴリ | 伊予柑 温州みかん くり なつみかん その他のかんきつ |