課題名 | 窒素供給様式を異にする水稲の生育特性の解明(54) |
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課題番号 | 1994002679 |
研究機関名 |
北陸農業試験場(北陸農試) |
研究分担 |
水田利用・栽培生理研 |
研究期間 | 継H02~H06 |
年度 | 1994 |
摘要 | 環境保全・持続型稲作の開発を目指して、レンゲ跡地において水稲の不耕起移植栽培を行った。レンゲは刈取り時に地上部に12kg/10アールの窒素を保有していた。しかし、後作の水稲の生育初期の土壌溶液の窒素濃度は1ppm以下と低かったため、水稲の初期生育は化学肥料を基肥とした耕起区に比べ劣った。そのため、耕起区と比べて穂数が約25%、全穎花数が約15%少なかったが、登熟歩合、千粒重および整粒歩合はそれぞれ約20%、5%、10%高かった。不耕起の試験区の中で全穎花数が最も多かったレンゲ刈敷き区の収量は460kg/10アールで、耕起区と同等であった。水稲によるレンゲ由来窒素の利用率を向上することで、水稲の初期生育の改善を図る必要がある。 |
カテゴリ | 肥料 水田 水稲 低コスト れんげ |