課題名 | 熱帯・亜熱帯性強害雑草の水田への侵入・定着条件の解明(158) |
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課題番号 | 1994003209 |
研究機関名 |
九州農業試験場(九農試) |
研究分担 |
水田利用・雑草制御研 |
研究期間 | 継H02~H08 |
年度 | 1994 |
摘要 | 地球温暖化を想定した暖地水田でのコヒメビエの定着条件を明らかにするため、冬期間の低温の程度とその頻度が穎果の死滅に及ぼす影響を検討し、定量化した。すなわち、玉名市産のコヒメビエの穎果は含水比50%の土壌中に混入した場合、-5℃で1日6時間、3~4日間の凍結処理で死滅した。この条件をもとに地帯別の越冬可能性を推定すると、大部分の平野部では越冬可能と推定された。しかし、九州山地、筑紫山地の高標高地沿い、対馬北部、島原半島の高標高地など、九州の114地点のうち、32地点では越冬が不可能と推定された。最低気温が1度上昇すると仮定すると、さらに7地点で越冬可能になると推定された。 |
カテゴリ | 病害虫 亜熱帯 雑草 水田 |