課題名 | 畜産・園芸経営間結合システムの確立(207) |
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課題番号 | 1994003266 |
研究機関名 |
九州農業試験場(九農試) |
研究分担 |
企連・総研3 |
研究期間 | 完H01~H05 |
年度 | 1994 |
摘要 | 阿蘇北外輪側に位置する牧野組合で、経年草地の更新時に大根作農家へ草地を貸し付けている事例を調査し、このような草地更新システムの成立条件と草地導入野菜の産地確立のための条件を検討した。草地貸付の一因となっている当該地域の牧野利用率の低下は、繁殖経営の低収益性に規定されて飼養戸数・頭数が一貫して減少していること、若年層が転作水田での施設園芸や兼業への傾斜を強めていることなどによるものであった。草地貸付の目的は、草地更新費用の捻出のほか、放牧・採草事業の運営費補填、累積債務返済などで、いずれも肉用牛経営の安定に寄与していたが、土壌流亡や雑草防除対策及び草地更新技術の確立、貸借契約内容の吟味と徹底、景観との調和等の問題の解決が前提となる。 |
カテゴリ | 病害虫 経営管理 雑草 施設園芸 水田 低コスト 肉牛 繁殖性改善 |