課題名 | 有効寄生蜂の選定と大量増殖法の開発(144) |
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課題番号 | 1994000161 |
研究機関名 |
農業研究センター(農研センタ) |
研究分担 |
病害虫防除・畑虫害研(虫害班) |
研究期間 | 完H02~H05 |
年度 | 1994 |
摘要 | アブラナ科野菜の害虫コナガでは、薬剤抵抗性個体群が出現し、防除を困難にしている。そこで、天敵(卵寄生蜂)と天敵に影響の少ない農薬との併用による害虫総合管理を最終目的に試験した。天敵としてメアカタマゴバチを大量増殖する技術、増殖場所(茨城県)より放飼現場(長野県)へ輸送する技術、および放飼技術に分けて検討し、いずれも成功した。天敵に影響の少ないBT剤・昆虫発育阻害剤との組合せによって、コナガを含むキャベツ害虫総合防除の実用化技術の基本問題が解決された。天敵の大量増殖技術は民間へ、放飼技術は地方公共団体への移行が望ましい。残された課題はコストの低減と栽培体系にこの技術をいかに取り入れるかである。 |
カテゴリ | 病害虫 あぶらな 害虫 管理技術 キャベツ コスト 栽培体系 抵抗性 農薬 防除 薬剤 輸送 |