低薬量高活性型除草剤の選択作用機構の解明(169)

課題名 低薬量高活性型除草剤の選択作用機構の解明(169)
課題番号 1994000191
研究機関名 農業研究センター(農研センタ)
研究分担 耕地利用・除草剤研(除草剤班)
研究期間 継H04~H07
年度 1994
摘要 4種類の立体異性体を有するメトラクロールの殺草活性を調べた。発芽直後のイネ、エンバクおよびハツカダイコンを所定濃度の異性体(RR、RS、SRおよびSS型)溶液、あるいは、それらの混合液で栽培し、各作物の根および茎葉長を測定した。4種類の異性体の中でSS型のみが強い抑制作用を示したが、その他の異性体による抑制作用は認められなかった。SS型は茎葉より根に対する抑制作用が強かった。4異性体を含む市販製剤の有効成分のラセミ体の作用はSS型に類似していた。SS型とその他の異性体を混合した場合の作用もSS型単一の作用に類似していた。以上の結果より、メトラクロールの市販製剤の効果はSS型異性体の殺草活性によることが明らかになった。これはSS型異性体のみを利用することにより本剤の低薬量化が可能であることを示唆している。
カテゴリ 病害虫 管理技術 雑草 除草剤 だいこん

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