課題名 |
食品害虫のトラップによる制御(130) |
課題番号 |
1994003910 |
研究機関名 |
食品総合研究所(食総研)
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研究分担 |
流通保全・貯蔵害虫研
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研究期間 |
延H03~H07 |
年度 |
1994 |
摘要 |
食品工場や貯蔵場所での害虫防除には、繁殖源となる環境中の害虫を早期に発見し除去することが重要である。そのため、トラップが市販されているがいずれも種特異性のフェロモンを誘引源としている。本課題では多くの種と幼虫に汎用性のある誘引餌を探索し、バイトトラップの開発を目的とする。5年度は、コクゾウへのピーナッツの誘引作用の検討とイナゴマメ(carob)を混合した誘引餌によるトラップを試作し製粉工場で実地試験を行った。ピーナッツには興味ある特徴が見出された。それは一度誘引に使ったピーナッツ(コンディション餌)を再度用いると誘引作用が増強されたことで、コクゾウとの相互関係で何等かの誘引性の高い物質が付加されたものと考えられる。一方、現場試験は、混合餌の増加量に対応して捕獲害虫種と個体数が増える傾向が一部のトラップで認められた。イナゴマメとコンディション餌との混合で誘引効果を利用したトラップの開発が、期待されることとコンディション餌の誘引生理活性物質を明らかにするため、本課題を継続する必要がある。
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カテゴリ |
病害虫
害虫
加工
ごま
ナッツ
繁殖性改善
品質保持
フェロモン
防除
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