食品混入害虫の鑑定法の確立(131)

課題名 食品混入害虫の鑑定法の確立(131)
課題番号 1994003911
研究機関名 食品総合研究所(食総研)
研究分担 流通保全・貯蔵害虫研
研究期間 延H03~H07
年度 1994
摘要 微細で近縁種が多く、食品に混入することの多い貯蔵食品害虫の簡易な識別法を確立するため、コクヌストモドキとこれに近縁で識別点等が充分明らかにされていないカシミールコクヌストモドキの両種を始め、多くの重要な貯穀害虫が含まれているゴミムシダマシ科の貯穀害虫を材料に分子分類学的手法による識別を試みた。全生物に共通して保存性が高いとされる18SリボソームRNA(rRNA)を対象に、PCR法により遺伝子の部分増幅(約300bp)を行い、シーケンサーによって配列を決定し、比較を行った。外群として用いたオサゾウムシ科のコクゾウムシを含め、供試した8種全てで安定したPCR増幅産物が得られ、シーケンスを決定することが出来た。得られたシーケンスは種ごとにわずかながら相違が見られたが、同属の種のいくつかで全く同一の配列がみられたことから、極めて近縁な種群では18SrRNA遺伝子のシーケンスからは種の判定が難しいことが示唆された。分子生物学的手法により昆虫の種を判定できる可能性は高いが、近縁種の判別や加工後の昆虫切片からの遺伝子増幅等の問題が残されていることから、本課題を継続実施する必要がある。
カテゴリ 害虫 加工 品質保持

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