課題名 | 糖質を付加したリポゾームの調製とそれを用いての機能解析(224) |
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課題番号 | 1994004014 |
研究機関名 |
食品総合研究所(食総研) |
研究分担 |
生物機能・分子情報研 |
研究期間 | 継H03~H08 |
年度 | 1994 |
摘要 | 細胞表層に存在する糖脂質や糖蛋白質は、細胞情報の受容および伝達に重要な役割を果たすと思われている。最近植物の液胞膜は糖脂質を多量に含むことが明らかになったが、その機能はまだ明かにされていない。そこで我々は、グルコセレブロシドあるいはガラクトセレブロシドを含んだプロテオリポゾームを作製し、それら糖脂質のプロトン輸送における機能を明らかにした。Triton X-100除去法で調製したプロテオリポゾームでの初速度で測定したプロトン輸送能は、糖脂質の添加によって促進された。またプロテオリポゾームの粒形はほとんど変わらなかった。一方、コレステロールを添加したプロテオリポゾームのプロトン輸送速度は、非常にゆっくりであるが極めて安定した膜を形成していた。また、コレステロールを添加することにより、より大きな粒形を持つプロテオリポゾームが調製された。 |
カテゴリ | くり 輸送 |