課題名 |
腸炎菌による鶏パラチフス症の血清学的診断技術の検討(51) |
課題番号 |
1994003700 |
研究機関名 |
家畜衛生試験場(家畜衛試)
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研究分担 |
研一・細菌3研
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研究期間 |
継H05~H06 |
年度 |
1994 |
摘要 |
輸入ヒナの輸入検疫中に分離された腸炎菌(Salmonella enteritidis)HY-1株を用いて、腸炎菌の血清反応用抗原を作製した。また、市販のひな白痢診断用抗原を用いた。血清反応は次の5種類の方法を行った。■試験管法によるO抗体価、■マイクロプレート法によるO抗体価、■試験管法によるH抗体価、■腸炎菌の平板凝集反応、■ひな白痢診断用抗原を用いた平板凝集反応。作製した腸炎菌の血清反応用抗原とひな白痢診断用抗原を用い、参照陽性血清、地鳥(名古屋コーチン)、ひなに腸炎菌を経口投与した感染血清を用いて血清反応を実施した結果、抗体陽性の検出率は■のH抗体測定が優れていたが、H抗原の安定性があまり良く無かった。スクリーニングテストには■の腸炎菌の平板凝集反応を用いても十分に目的を果たせると思われた。6年度は特異性や感度の高い血清学的診断法の確立について検討を進める。
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カテゴリ |
病害虫
診断技術
鶏
防除
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