課題名 | 中鎖脂肪(MCT)の持つ新機能の単胃動物における特性解明(87) |
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課題番号 | 1994000901 |
研究機関名 |
畜産試験場(畜試) |
研究分担 |
栄養・栄養2研 |
研究期間 | 完H03~H05 |
年度 | 1994 |
摘要 | ■肥育豚の基礎飼料中に中鎖脂肪(MCT)または長鎖脂肪(LCT-大豆油)を8%添加して飼養試験を行ったところ、背脂肪厚の増加量は対照区に対してMCT区で有意に低く、逆にLCT区では高くなった。■小腸末端にフィステルを装着した子豚を用いて消化試験を行ったところ、小腸末端のアミノ酸消化率は対照区に対して、MCT、LCT区のいずれも高くなる傾向がみられた。■絶食ラットに等カロリーのMCT、LCTおよびコーンスターチを与えたところ、尿中窒素排泄量は、最初の24時間でコーンスターチ区とMCT区が低くなり、LCT区は対照区との差はみられなかった。■離乳直後の子豚を用いて、飼料中に低レベル(3%)のMCTおよびLCTを添加したところ、飼料摂取量はMCT区で有意に増加した。以上の結果より、単胃動物(豚、ラット)に対するMCTの持ついくつかの特性が明らかとなった。 |
カテゴリ | 大豆 豚 |