課題名 | 土壌生態系中におけるアレロパシー物質の動態と植物の生育制御(105) |
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課題番号 | 1994002982 |
研究機関名 |
四国農業試験場(四国農試) |
研究分担 |
生産環境・土壌管理研 |
研究期間 | 継H05~H07 |
年度 | 1994 |
摘要 | アレロパシーを生態的特性に付加した実用的な雑草防除・土壌管理技術を開発する。Plant Box法による検索の結果、ムクナ、ヘアリーベッチ、キビ、アワ、ムギ類の活性が高かった。圃場試験で、秋播き植物の雑草抑制作用を検定した結果、ヘアリーベッチおよびエンバク、ライムギ、ライコムギなどのムギ類はほぼ完全に春雑草を抑制した。ナタネ、カラシ類も有効であった。ベッチ類とエンバクを混植すると、バイオマスは共栄的に増加したが、雑草抑制作用は単独播種時よりも劣った。以上のことから、秋播きではヘアリーベッチ、春播きではムクナの利用が最も効果的であると考えられた。また、アレロパシー活性と養分と光競合を変数とする抑草方程式を考案して、圃場における雑草抑制力の説明を試みた。 |
カテゴリ | 病害虫 アレロパシー物質 あわ きび 雑草 水田 低コスト省力化 土壌管理技術 なたね 播種 ライ麦 |