課題名 |
抗血清を用いた弱毒ウイルス検出技術の開発(93) |
課題番号 |
1994002989 |
研究機関名 |
四国農業試験場(四国農試)
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研究分担 |
生産環境・病害研
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研究期間 |
継H03~H07 |
年度 |
1994 |
摘要 |
弱毒ウイルスの検出法を確立するため、キュウリに発生する3種類のPotyvirusのカボチャモザイクウイルス(WMV-2)、ズッキーニ黄斑モザイクウイルス(ZYMV)およびパパイヤ輪点ウイルス(PRSV)を簡易間接ELISAにより特異的に検出する条件を検討した。供試した抗血清のうちPRSV抗血清はWMV-2、ZYMVいずれとも反応しなかったが、WMV-2抗血清はZYMVと、ZYMV抗血清はWMV-2とそれぞれ非特異的な反応を示した。そこで、WMV-2抗血清はZYMVに感染したキュウリ葉をELISAに使用するコーティング緩衝液で磨砕した粗汁液あるいは粗汁液をトリス緩衝液で透析した液で吸収することにより、また、ZYMV抗血清は同様に調整したWMV-2粗汁液で吸収した結果、両抗血清ともに非特異反応を抑えることができ、WMV-2とZYMVを特異的に検出できた。また、両ウイルス弱毒株の検出にも適用可能であった。
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カテゴリ |
病害虫
かぼちゃ
管理技術
きゅうり
水田
ズッキーニ
総合防除技術
パパイヤ
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