課題名 | タバココナジラミの生理生態の解明(99) |
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課題番号 | 1994002992 |
研究機関名 |
四国農業試験場(四国農試) |
研究分担 |
生産環境・虫害研 |
研究期間 | 完H03~H05 |
年度 | 1994 |
摘要 | わが国におけるタバココナジラミの系統、発生分布、越冬、被害等の生理・生態を解明した。わが国全体に急速に分布拡大した新系統は、スイカズラなどで生育する在来系統と比較すると、異なった寄主選好性をもち、特にポインセチア、トマト、キャベツ、カボチャで良好な発育を示した。在来系統は容易に露地で越冬するのに対し、新系統は露地では越冬が困難であることが判明した。新系統に加害されたトマトは伸長が抑えられ、下葉からの枯れ上りが生じた。さらに、両系統間での交雑は困難であり、エステラーゼ活性が異なった。なお、在来系統によく似たエステラーゼ活性を示す別の系統が沖縄から発見され、合計3種類の系統の存在が明らかになった。なお、3系統それぞれの交尾受精能力など増殖機構の解析が残されている。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 かぼちゃ 管理技術 キャベツ 水田 総合防除技術 タバココナジラミ トマト ポインセチア |