課題名 | 稲こうじ病の発生生態の解明(94) |
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課題番号 | 1994002487 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
水田利用・水田病害研 |
研究期間 | 完H01~H05 |
年度 | 1994 |
摘要 | 東北地域において近年しばしば大発生している稲こうじ病の発生生態の解明及び防除技術の確立を目的として、病原菌の伝播様式とイネの品種抵抗性について検討した。本病の第一次伝染源としては、厚膜胞子と菌核があり、その発芽様式などの分析により東北地域においては厚膜胞子が伝染源として重要であることを明らかにした。また、日本稲及び外国稲約70品種の抵抗性検定を行い、イネには本病に対する品種抵抗性が存在することを初めて明らかにし、その抵抗性が葉鞘内への菌の侵入に対するものと籾内への菌の侵入に対するものとに分かれていることを解明した。残された問題点として本菌の稲体への感染過程の組織解剖学的解明及び本病抵抗性品種育成の道を開くための抵抗性遺伝様式の解明などがある。 |
カテゴリ | 病害虫 稲こうじ病 害虫 管理技術 水田 抵抗性 抵抗性検定 抵抗性品種 品種 防除 |