雑草・作物に含まれる生理活性物質の探索と生態系における役割の解明(113)

課題名 雑草・作物に含まれる生理活性物質の探索と生態系における役割の解明(113)
課題番号 1994002511
研究機関名 東北農業試験場(東北農試)
研究分担 水田利用・雑草制御研
研究期間 継H01~H06
年度 1994
摘要 クマリン類などアレロパシー物質を多量に含むオオハナウドとハルガヤの茎葉を用いて、代かき直前に生のまま鍬込む区と移植直後にマルチする区を水田圃場に設けて水田雑草の発生抑制効果を調査した。鍬込み区では10アール当たり生重で2トンの茎葉を鍬込んでも両種とも雑草の発生をまったく抑制しなかった。マルチ区では640kg以下では効果がなかったが2トンのオオハナウド茎葉のマルチによって雑草の発生は約1カ月間抑制された。しかし、秋期には多量の雑草がみられ完全除草区と比べ3割程度減収した。土中への鍬込みと土壌表面のマルチでは還元的分解と酸化的分解の違いがあり、植物の分解経路が異なるものと考えられた。より作用の強い植物を探査するとともに、分解生成物のアレロパシー作用についてさらに検討が必要である。
カテゴリ 病害虫 アレロパシー物質 うど 管理技術 雑草 除草 水田 防除

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