| 課題名 |
除草効果の変動における一年生雑草の遺伝的変異の役割の解明 |
| 課題番号 |
1994002514 |
| 研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試)
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| 研究分担 |
水田利用・雑草制御研
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| 研究期間 |
新H05~H08 |
| 年度 |
1994 |
| 摘要 |
スルホニルウレア系除草剤の抵抗性を調査するため、近年東北地域で問題となってきたセンダングサ属水田雑草について、日本海と太平洋を結ぶ2本のベルトから10kmおきに採集した。水田に発生していたのは在来種のタウコギとエゾノタウコギ、帰化種のアメリカセンダングサの3種であった。このうちエゾノタウコギは岩手県の山間部の1地点でのみ認められた。発生状況から雑草害としてはタウコギがもっとも大きかった。これらをポット栽培し、採種した。葉形の変異はアメリカセンダングサよりタウコギで大きかった。また、葉形ではきわめて区別しやすい3種であるが、種子の形質を調査したところ、頭花内に大きな変異が認められ、種子による分類はきわめて難しかった。6年度以降はすでに採集されている他の4種を加えて大曲の水田に均一栽培して、種間・種内の変異についてさらに詰めるとともに、除草剤に対する感受性の差異、その遺伝様式について発展させる。
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| カテゴリ |
病害虫
管理技術
雑草
除草
除草剤
水田
抵抗性
防除
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