課題名 | 連作による生産力の変動過程と要因の解明(169) |
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課題番号 | 1994002531 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
畑地利用・作付体系研畑土壌研畑病虫害研 |
研究期間 | 継H01~H10 |
年度 | 1994 |
摘要 | 連作5年目と輪作圃場での生育収量を比較した。だいこんは春作では連作区において規格外割合が増加し、輪作区よりも低収となったが、秋作では両区の差は明確でなかった。はくさいは腐植質黒ぼく土で連作区において根こぶ病が多発し、極めて低収となったが、淡色黒ぼく土では発生が見られなかった。この結果は根こぶ病の休眠胞子密度の多少と密接に関係していた。淡色黒ぼく土で輪作区に比べて連作区において生育不良による未結球株の増加が見られた。だいずは輪作区が極めて多収で、連作により減収する傾向が見られた。小麦は処理間に差は見られなかった。以上の結果から連作による障害ははくさいで著しく、その原因として根こぶ病が最も大きいことが明確となった。 |
カテゴリ | 病害虫 だいこん 大豆 はくさい 春作 輪作 |