課題名 | サクラ保存林における鳥類の採餌生態(538) |
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課題番号 | 1995004815 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
森林科学園・生物研 |
研究期間 | 継H06~H08 |
年度 | 1995 |
摘要 | サクラ保存林(約6ha)に31個の巣箱を架設して、食虫性鳥類の繁殖生態とテリトリーとの関連を調査した結果、(1)サクラ保存林内にシジュウカラが10個のテリトリーを持ち、それぞれが繁殖活動を行った。(2)シジュウカラの各つがいの行動圏の面積は約0.4haであった。これは森林に生息している同種よりも小さいので、サクラ保存林は餌となるリンシ目幼虫の生産量が高いと思われる。(3)巣箱内に設置したビデオ記録装置によると、1回目の繁殖では雛に与える餌の90~93%がリンシ目幼虫であり、2回目の繁殖では約80%であった。(4)親が雛に与える餌の大きさは雛の成長に比例して大きくなった。(3-2-2) |
カテゴリ | 管理技術 さくら 繁殖性改善 |