課題名 |
新熱帯マメ科野菜フタゴマメの導入じゅん化(145) |
課題番号 |
1995004019 |
研究機関名 |
国際農林水産業研究センター(国研センタ)
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研究分担 |
沖縄・作物育種研
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研究期間 |
完H03~H06 |
年度 |
1995 |
摘要 |
熱帯乾燥地起源のフタゴマメを我が国の南西諸島地域の新規野菜として導入定着させるため、優良品種の育成と適栽培技術の確立をめざした。品種育成の面では、東アフリカ及びインドネシアより導入した雑多な遺伝資源より多収のZB29-14、大粒のZD29-1、赤莢のL16-1-1の3系統を最終選抜系統として育成した。栽培利用技術の開発面では以下の点が明らかとなった。播種適期は5月上旬から6月下旬、収穫適期は10月中旬であった。また、育成系統は冬季の無加温ハウス栽培も可能であった。未熟豆や完熟豆の各種料理や加工食品はやや渋みがあるものの食味はおおむね良好であった。収穫には落花生の堀取り機が有効であった。播種期の除草剤ではアラクロール・リニュロン混剤が、生育期の茎葉処理用の除草剤ではセトキシジム剤が有効であった。主要な莢実害虫はハスモンヨトウとフトスジヒメハムシであったが、後者の防除にはカルボスルファン剤が有効であった。主要病害は白絹病、potyウィルスによるウィルス病であったが、罹病性の高い系統は選抜淘汰した。以上のように、フタゴマメの基本的な栽培利用技術についてもほぼ明らかにできた。
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カテゴリ |
病害虫
育種
遺伝資源
害虫
加工
乾燥
ごま
栽培技術
除草剤
播種
品種
防除
良食味
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