熱帯における水稲二期作の安定化技術の開発(190)

課題名 熱帯における水稲二期作の安定化技術の開発(190)
課題番号 1995004050
研究機関名 国際農林水産業研究センター(国研センタ)
研究分担 環境資源(主研)
研究期間 完H02~H06
年度 1995
摘要 熱帯の水稲直播栽培では、水田を代掻きした2、3日後に催芽種子を土壌表面に散播する。そのため種子は鳥や鼠の害にさらされるのみでなく、強い日差しのため乾燥したり逆に強雨にたたかれ流されたりし、苗立ちは不安定である。また、倒伏も大きな問題であり、さらに雑草害も大きい。そこで遺伝資源の利用と栽培技術の改良により催芽種子を直接嫌気的な湛水土壌中に播種する技術を創出し、苗立ちを安定化させると同時に倒伏と雑草害を軽減させた。(1)湛水土壌中からの苗立ちの優れた適応品種が見い出された。適応品種の鞘葉の伸長は嫌気的条件下でも優れており、地表から地中の種子へ、効率的に酸素が輸送されていると推定される。(2)種子の保存状態が悪いと種子の苗立ち能力が劣化(Seed aging)した。品種間に大きなSeed aging耐性の差が認められ、品種ASD1(インド)は嫌気条件下での苗立ちが優れているだけでなくSeed aging耐性特性も持っていた。(3)代掻き直後の土壌が柔らかい時の散播または直播機の使用により条播で土壌中に播種できた。(4)本播種法によりフィリピン、ベトナム、およびミャンマーで安定した苗立ちが得られた。(5)倒伏は散播を条播にすることにより著しく軽減された。また、適応品種は雑草競合が高いことがが解明された。
カテゴリ 病害虫 遺伝資源 乾燥 栽培技術 雑草 直播栽培 水田 水稲 土壌管理技術 播種 品種 輸送

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