課題名 |
九州畑作地域における大規模畑作経営モデルの策定(20) |
課題番号 |
1995002968 |
研究機関名 |
九州農業試験場(九農試)
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研究分担 |
農村計画・経営管理研
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研究期間 |
完H04~H06 |
年度 |
1995 |
摘要 |
モデル対象経営の実測値をもとに、新技術(大型ハーベスタ)・組合せ作物の導入を前提とし、圃場区画・分散程度の異なる3タイプの大規模経営モデルを策定し、区画拡大・団地化、新技術導入等の労働時間消滅、規模拡大、収益向上降効果等の水準を示した。区画拡大効果はハーベスタ作業で大きく、労働時間もハーベスタ導入等により、現状(生産費調査)の1/2以下となった。労働時間低減率20a分散型に対して1ha団地型で約5%(甘しょ)、規模(総作付面積)拡大率は同じく約9%と見込まれ、拡大の制限要因は育苗-挿苗工程に求められた。組合せ作物の収益向上効果は大きく、経営全体の時間当たりオペレータ収益は地域の農外労賃を上回った。作業種類ごとの団地化効果及び規模限界に関するデータは、今後の大規模畑作経営設計の基礎的数値として利用できる。また規模拡大制限作業が明確になったため今後の技術開発の方向が明らかになった。なお生産工程の一部は地域システムとして検討する必要があり、「高収益畑作」の後期課題で実施予定である。
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カテゴリ |
育苗
規模拡大
経営管理
経営モデル
新技術導入
大規模経営
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