課題名 | ウイルス病抵抗性イネの作出・抵抗性機構の解明・育種的利用(180) |
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課題番号 | 1995000161 |
研究機関名 |
農業研究センター(農研センタ) |
研究分担 |
病害虫防除・ウイ防除研(ウイルス班) |
研究期間 | 継H06~H08 |
年度 | 1995 |
摘要 | 組換えイネ一号に付与された抵抗性の程度をイネ縞葉枯ウイルス(RSV)の接種強度を変えて調べた。接種強度は保毒虫率の異なるヒメトビウンカの集団を用いることによって変えた。接種吸汁を3日間行い、各接種区における感染率を母体である日本晴、抵抗性品種であるむさしこがねと比較したところ、組換えイネ一号での抵抗性発現程度は強接種条件では弱かったが、保毒虫率の低い集団を用いた弱接種(保毒虫率30%)ではむさしこがね程度の抵抗性が認められた。本結果より本組換えイネは既存の抵抗性品種と比べ、その程度は弱いが野外でのRSV保毒虫率(大被害年でも30%以下)から考えて、十分に効果を示す可能性があると考えた。 |
カテゴリ | 病害虫 育種 害虫 管理技術 抵抗性 抵抗性品種 ヒメトビウンカ |