課題名 |
中山間地域における養蚕経営の定着条件と展開方向(290) |
課題番号 |
1995000268 |
研究機関名 |
農業研究センター(農研センタ)
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研究分担 |
経営管理・養蚕経営研(養蚕方式班)
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研究期間 |
継H06~H08 |
年度 |
1995 |
摘要 |
関東東海地域において、標高別及び傾斜度別にみて桑園の立地条件に恵まれていない長野県を対象として、中山間地域における規模拡大の1方法である複合養蚕経営の定着条件の検討を行った。長野県の農業地域別繭生産額は昭和50年には中山間地域が県全体の60%を占めていたが、4年には54%とウェートは減少したものの、中山間地域が主要養蚕地域である。複合養蚕経営の場合、養蚕との組み合わせ作目は、中・壮蚕室等飼育施設の冬期間利用による椎茸栽培、冬期の労働力利用による白菜等野菜、養蚕との労働力競合を回避する梨、りんご等、各経営実態に応じた作目が選定されていることが明らかとなった。今後、これら地域で養蚕複合経営の定着を図るには養蚕部門での省力化、高収益化が求められるため、省力的飼育装置、条桑刈取機、モノレール式桑運搬機等高能率作業機の導入及び、傾斜地桑園の基盤整備が必要である。
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カテゴリ |
カイコ
規模拡大
桑
経営管理
傾斜地
高能率作業機
省力化
中山間地域
りんご
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