課題名 |
毛細管電気泳動による食品機能成分の迅速分析技術の確立(35) |
課題番号 |
1995003676 |
研究機関名 |
食品総合研究所(食総研)
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研究分担 |
応微・酵素利用研
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研究期間 |
継H05~H07 |
年度 |
1995 |
摘要 |
新しい微量分析機器として注目される高性能キャピラリー電気泳動(HPCE)の特性を解明し、多様な食品機能成分の微量分析技術としての確立を図ることを目的として種々の食用色素や類縁性の高いアミノ酸からなるオリゴペプチドの同時定量分析条件等を明らかにしてきた。6年度は本法で最も問題とされる蛋白質の分析技術について検討した。蛋白質のシラノール基への吸着を防止するため、ポリマーで内壁をコートしたキャピラリーを用い、SDS-CEを基本とした。1% SDSを含むTris-HCl bufferを主な導電媒体とし、Carbonic anhydrase、Ovalbumin等の6蛋白質を試料に泳動を行ったところ30分以内に泳動は完了しシャープなピークが得られた。しかし繰り返し使用する間にベースラインの変動が大きくなり、感度が低下する傾向がみられた。マーカー色素を基準とした相対移動度の再現性は通常のFZEと比較するとやや大きく、1%前後であった。
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カテゴリ |
評価基準
評価法
分析技術
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