包装資材の評価技術及び鮮度予測式の開発(121)

課題名 包装資材の評価技術及び鮮度予測式の開発(121)
課題番号 1995003760
研究機関名 食品総合研究所(食総研)
研究分担 流通保全・食品包装研
研究期間 完H02~H06
年度 1995
摘要 流通中の野菜の鮮度を保つための適正な包装設計を行うとともに、鮮度変化予測式を構築することを目的に試験を行った。O2吸収速度及びCO2生成速度を目的変数とする重回帰分析を行い、袋内におけるブロッコリーの呼吸量をO2・CO2濃度と時間の組み合わせで表す呼吸モデルを開発した。5変数を使った回帰式を採用し、これをO2吸収速度の呼吸モデルとした。モデルの検証のために実測値と比較した結果、両者は良好な一致を示した。また微細孔を有するフィルム包装内雰囲気の予測モデルでは、Maxwellの速度分布則を適用してアルミ箔上の微細孔のガス透過式を導き、実測値と比較したところ直径0.15mm以上の微細孔に対して理論値と良く一致し、微細孔フィルムで最適ガス組成が得られることがわかった。袋内のガス濃度は、包装材料のガス透過性と青果物の呼吸量のバランスによって決まるため、包装フィルムのガス透過性と袋の大きさ及び青果物の初期呼吸量を測定することにより袋内ガス濃度変化を予測することができた。
カテゴリ 加工 評価法 品質保持 ブロッコリー

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる